北欧日記〜トゥーレに出会う2〜
白髪まじりな、ポシャポシャな髪の毛。
猫背の大きい背中。
無造作に置かれた、大量の洗濯物。
そして、そこから放つ悪臭…
面倒くさい人とは、関わりたくない。
それは、万国共通らしい…
オージーのカップルや、
スパニッシュの夫妻は、
トゥーレを明らかに避けていたし。。
トゥーレ自身も、
私たちと関わる気なんてなさそうだった。
もしかして、
トゥーレって…私にしか見えない?
北欧の妖精?!
もしかして、未来からの使者?!
好奇心とやらは、
時に厄介なもので。。
結局、私は話しかけちゃいました。
『怖い』ってのは、
正体がわからないから怖いって。
真実を突き止めれば怖くないって。
んなようなことを、
ドラゴンヘッド(望月先生!)で読んだ気がする。。
得体の知れない中年の男性と、
私は晴れて友達になりました★★
それから、
毎日トゥーレとはよく話した…
日本のコト、フィンランドのコト、
家族や友達のコト、旅行のコト…
トゥーレは、
フィンランドからノルウェーに仕事を探しに来た、
失業者だった。
オスロは、全然都会じゃないし、
こんな場所に仕事があんのかな?って思ったけど…
北欧で失業者が、
一番少ないのはノルウェーらしい。。
北欧の失業者なんて、
日本の失業者とは比べ物にならないくらい少ないけど。。
その頃、
日本から国際電話が…
日本を出発する前に、
近所のペットショップでフレンチブルドッグの、
赤ちゃんが産まれて、よく見に行ってたんです。。
ワンコを迎え入れたいとは思ってても、
まだ中型犬のフレンチにするのは気が引けて。。
小型のボストンテリアの方が、
有力かな?なんて思ってた矢先…
うちの控えめな旦那様が、
『一生に一度のお願いを使う!』と言うじゃないの。。
私は、もう30回くらい使ってると思う…
『一生に一度のお願い』。。
彼がこんな事、言うのは珍しい…
何かと思えば、
この不細工な犬がいいんだってさ!

ぎゃー!!
ペットショップに通ってた頃からの、
彼のお気に入り★★
それが、現在の我が家の一員。
名前は、迷わず『トゥーレ』にしたいと、
オスロからメールをしました。
『ちょっと、この子には格好良すぎる!』っと、
最初は、不評でしたが…
トゥーレに出会えた事を、忘れないように…
今は、本当にこの名前にして良かったと思ってます。

あんた、幸せ者だよ…